「かすみの除去」と「コントラスト」
RAW画像の現像に使用している、Adobe Photoshop Lightroom CC(2015.1リリース)に新しく加わった「かすみの除去」スライダー。
PM2.5や黄砂に悩まされている西日本在住者にとっては役立ちそうな機能です(笑)
どのような効果が得られるのか春に撮った風景写真で試してみました。
<元画像>
これまでちょっと使ってみた感じだと、コントラストをあげるのと変わらないような気がしました。
かすみの除去とコントラストをそれぞれ使い効果を比較するため、少し春霞が見られる画像を用意しました。
扉は2つの効果以外も自分好みに調整したものです。
<コントラスト +50>
コントラストだけ上げたものです。
菜の花と可也山の部分のコントラストが特に強く感じます。
<かすみの除去 +50>
コントラストは0に戻して「かすみの除去」を+50に設定しました。
菜の花と田んぼは上の画とほぼ同じですが、可也山のコントラストが更にUPしました。
一番大きな違いは空の部分。白っぽさが取れて青空が見えるようになりました。
こりゃまさにかすみの除去ですね。
<コントラスト -50>
逆に、コントラストを下げてみました。
元画像に近いですが、何とも眠たい画。 コンデジの撮って出しJpegみたいです。
<かすみの除去 -50>
ここは北京かと思うほどのPM2.5の濃度になりました(笑)
かすみの除去はマイナス側に振るとコントラストを下げるだけでなく大気汚染を引き起こします。
<夕焼け色の変化>
夕景に使うとどうなるか。
昨日の画をベースに変化を見ます。
これは昨日の扉と同じ、自分好みの現像で、ちなみにかすみの除去+2となっています。
<かすみの除去 -30>
マイナス側に補正すると、全体が茜色に染まりました。
上の画とは全く違った感じになりましたが、これはこれで綺麗かな~
<かすみの除去 +60>
30では効果がわかりづらかったので強めに掛けてみました。
赤系の色が抜けて青が濃くなりますね。
かすみの除去機能は、やはり空の霞をコントロールするのが目的でコントラストを強めにするとともに、青を強調するような設定であることがわかりました。
スライダーひとつでコントラストや色彩補正まである程度やってくれるので空を絡めた風景写真には便利な機能だと思います。
おはようございます。
こんな比較はすごーくわかりやすいですね。
おはようございます。
わかりやすいのでしたら記事にした甲斐がありました(笑)
よかった~
こんにちは
かすみの除去、プラスに上げるとHDRみたいになりますね。
(お書きのように、コントラストを上げていますね)
ま~、さじ加減すれば良いので、かすみをとるには、効果テキメンです。
(空の青さの復元もありますね)
花の撮影で、マイナス側に少しだけ動かすと、少し白むので、背景のぼけのコントラストがキツイ時に馴染ませることもできますね。
かすみの除去、応用範囲広いなぁ~
おはようございます。
いろんな場面で試して、よければ適用すればいいやという感じで使ってます。
マイナスに振ると予想外の効果を生む場合もありますね(笑)
まだ、少ししか触ってないのですが、感触はそれほど悪くないと思っていました。
コントラスト+αの複合コントロールという感じですか、比較画像の選択が良く、とてもわかりやすいですね。
この手の機能の便利orお気に入りができると、ついつい単調になりがちなので、そこは気を付けたいところですね!
こんばんは
ワンタッチで調整できるのは便利なんですが、スライダーが下の方にあるので
それほど多用することはなさそうです(笑)
風景には威力を発揮しそうな機能ですね。
HSL等を駆使すれば似た様な事は出来ると思いますが、スライダーだけで可能ってのは楽でいいなぁ~
こんばんは
こちらは空が霞みやすいので役立ちそうです(笑)
確かに今までの調整機能を駆使すれば似たようなことはできそうですね。
ハノイの空にはめっちゃ役立ちそうな機能ですw
何となく適当にいじって、こんな感じかぁ、と感触はつかんでいたものの、このようにじっくり検証した結果があると、積極的に使おうと言う気になりますね。
テスト画像も分かりやすいです。
おはようございます
ハノイの空で比較画像を見てみたいです!
ぜひやってみて下さい。